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若手技術者が技術・工法など学ぶ 日向地区建設業協会

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▲写真は挨拶する坂本部長、研修会の模様

 日向地区建設業協会青年部(坂本浩一部長)は10月3日、美郷町南郷区の建設現場で「若手技術者のための技術研修会」を開催した。研修会には、協会青年部員や周辺自治体の土木系技術者のほか、宮崎県産業開発青年隊の隊員ら115人が参加。現場の担当者が最先端の技術や工法等を紹介した。

 見学会は宮崎県日向土木事務所発注の国道388号赤木工区道路改良工事(美郷町南郷区、施工=長由開発)の現場で開催。挨拶で坂本青年部長は、ICT施工など土木技術が急速に進化していることを指摘し、「研修会で得られた情報をそれぞれの現場で共有・活用して欲しい」などと呼び掛けた。

 長由開発の土井哲史氏は、3次元起工測量やICT建機による施工、3次元出来形管理など、現場で活用しているICT技術について説明。コマツカスタマーサポートの梶尾隆広氏がICT建機について説明し、参加者はバックホウやブルドーザなどICT建機の実機体験に取り組んだ。

 見学会終了後には日向建設会館で座学が行われ、コマツカスタマーサポートの梶尾氏がi-Constructionの取り組みや施工現場でのICT技術の活用事例などを紹介。五幸建設の早瀬慎吾氏は、崩土法面工事で採用したロッククライミング工法について説明を行い、参加者は各氏の話す内容に真剣に耳を傾けた。