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200人余が参加、ICTへの理解深める 県が現場見学会

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▲写真は見学会の模様

 宮崎県は1月19日と23日・24日の3日間にわたり「ICT技術を活用した土工事の現場見学会」を開催した。見学会には行政機関や建設業の関係者ら延べ200人余が参加。県が今年度から試行を開始したICT土工の2現場で座学と現場見学を行い、ICT技術に対する理解を深めた。

 19日には宮崎市の第一建設株式会社が施工する「宮崎港津波避難施設整備工事」、23日と24日には西米良村の河野建設株式会社が施工する「三財川鹿野田地区河川掘削工事」の現場で見学会が行われた。

 発注機関から開催趣旨や現場説明があった後、施工会社の現場担当者が3次元起工測量、ICT機械による施工、3次元出来形管理による施工管理など、各現場で行っているICT技術活用に関する説明や報告があった。

 説明後には施工現場に移動し、ドローンを使った測量やデータ作成の解説、ブルドーザ、バックホウなどICT建機による実演が行われた。参加者からは積極的な質問が飛び交い、試乗体験などを通じてICT技術に対する理解を深めた。

 見学会は多数のICT技術支援企業の協力を得て開催された。主な協力企業は次のとおり▽(株)建設システム(3次元設計データ作成、点群処理ソフト)▽(株)大坪計量器店(測量機、ソフト等)▽ユタカ工業(株)(ICT建機)▽キャタピラー九州(株)(同)▽コマツレンタル(株)(同)▽(株)レンタルのニッケン(同)▽(株)ドローンソリューションズ(UAV測量)。