国土地理院は、全国約1300カ所に設置した電子基準点(GNSS連続観測点)で受信した準天頂衛星システム「みちびき3号機」と「同4号機」の観測データの提供を1月12日から開始した。3号機の観測データについては、当面、一部の電子基準点に限定して公開し、準備が整い次第提供する対象点を増やしていくことにしている。
地理院は既にみちびき初号機と2号機の観測データを提供しているが、4号機の利用が始まり、常時、準天頂衛星システムが天頂付近に滞在する状態になったことで、衛星測量などでも準天頂衛星システムのメリットを24時間受けることができるようになった。