株式会社センター・シティ(安田耕一代表取締役)は、都城大丸跡地(都城市中町14街区15号)に建設する複合施設の計画概要を明らかにした。建築規模はS造11階建延べ約1万5000m2で、現在は施設整備に係る基本設計が進む。計画が順調に進めば、ことし9月頃に着工し、最終的に平成31年12月の開業を目指す。
市街地中心部に於ける商業・交流機能の充実や住環境整備等を目的に、都城市は国の都市機能立地支援事業を活用し、都城大丸跡地の再開発事業を推進。既存建物を改修して活用する市立図書館のほか、市民健康センターや子育て支援センターが入居する公共施設を敷地内に整備する一方、敷地の一部を複合施設を整備する同社に貸し出す。
同社が計画する複合施設の建築規模はS造11階建、延床面積は約1万5000m2(建築面積は約2300m2)。建物の高さは約51m。1階部分はスーパーマーケット、2階~3階は自走式の駐車場、4階部分は都城商工会議所等が入居する事務所とし、5階~11階にはホテルが入居する。総事業費は約40億円を見込む。
1階のスーパーマーケットは、都城圏を中心に店舗を展開する株式会社ながやま(都城市乙房町)と賃貸出店を交渉中。ホテル部分に関しては、地元ホテルとのすみわけを念頭に、高品質・高価格なホテル事業等の運営・企画を手掛ける株式会社Plan・Do・See(東京都千代田区)と業務委託の交渉が進む。
現在は、施設整備に係る基本設計が黒岩建築設計・昭和設計JVで進捗中であり、実施設計や建設工事の事業者選定に関しては、今後、同社で協議を行った上で手法等を決定する。現時点の整備スケジュールでは、ことし9月頃にも着工し、平成31年12月の開業を目指すこととしている。