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集積可能な3Dデータ、アンケートで把握 国交省

 国土交通省は、i-Construction推進コンソーシアムの「3次元データ流通・利活用ワーキンググループ」の会員約350者を対象とするアンケート調査を開始した。会員が保有する3次元データの種類、データ活用のアイデアなどを答えてもらう。調査結果を踏まえ、7月以降に会員企業の保有データを集積・流通させるためのデータ利活用方針を定める。

 3次元データ流通・利活用WGでは、測量・設計・施工の各工程で作成する3次元データをオープンデータ化し、施工管理の高度化や現場のIoT(インターネット・オブ・シングス)化、資材・機材のサプライチェーンマネジメントの導入などを実現させる。

 アンケート調査では、WGの会員に3次元データを共有する上での課題、活用が可能なデータの種類などを聞く。2月末までに回答を求め、3月に会員による意見交換会を開く。国交省は、会員の意見を踏まえてデータ利活用方針を策定する。そして、3次元データを測量から施工の工程で流通させるデータ標準や、データを集積・共有するプラットフォームなどを構築した上で、集積したデータのオープンデータ化を図る。