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ドローン操縦士や安全運航管理者養成 九州ドローン推進協会

■ 九州建設サポートと岡﨑組が共同設立

 土木積算代行等の建設業支援サービスを提供する株式会社九州建設サポート(蛯原猛代表取締役)と土木工事業の株式会社岡﨑組(岡﨑勝信代表取締役)は、共同で「一般社団法人九州ドローン推進協会」を設立した。ドローンの産業利用発展に寄与するため、ドローンスクールを開講し、高度なスキルを有する操縦士や安全運航管理者を養成する。

 国土交通省が推進するi-Constructionの取り組みの柱としてICT土工が本格導入されたことで、ドローンの操縦や3次元データの処理等への関心が高まっている。ドローンは災害復旧の分野でも高い効果を発揮しており、今後は建設分野のみならず、農業や警備・監視、物流など様々な分野で活用範囲が拡大することが予想される。

 一方、ドローンの産業利用発展のためには、運航に際しての安全性及び信頼性を高めていく必要性がある。両社がことし6月に共同で設立した一般社団法人九州ドローン推進協会では、ドローン運航上の安全に関わる知識と高い操縦技能を有する操縦士や安全運航管理者を養成する。協会の代表理事は九州建設サポートの蛯原氏が務める。

 協会が開講する「ひむかドローンスクール」は、無人航空機システム(UAS)に係る安全ガイドラインの策定や管理、操縦者の養成及び資格認定、応用技術の研究開発支援などを行う一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の認定スクールとして実施。第1回目は10月中旬に開講予定で、9月中旬頃にスクールの開講を案内する。

 協会の担当者は、ドローンスクールを通じた人材の育成に加え、「将来的にはドローン技術の研究・開発や活用を考える各分野への導入支援も行っていきたい」と今後の展望を話す。事務局は岡﨑組内(〒880-0916宮崎市大字恒久1800番地1、電話0985-53-0567)。