東九州バスク化構想の一環として「かわまち交流館」建設を計画する延岡市は、ことし9月時点に於ける公共工事の発注見通しに「かわまち交流館建設工事」を追加した。それによると、建設工事の入札は条件付一般競争により10月末に実施する予定でいる。
延岡市が建設するかわまち交流館は、食と連携をキーワードに掲げた新たな経済・文化圏を大分県佐伯市と共同で創出する「東九州バスク化構想」の一環として、国の地方創生拠点整備交付金を活用して整備するもの。
市の観光資源である「鮎やな」と一体となった鮎食を提供する観光スポットとして、現在の鮎やな食事棟の所在地(大貫町3丁目718番地)に、新たな食の拠点施設を建設。通年利用が可能な食を中心とした交流拠点施設に位置付ける。
新設する施設の規模は木造2階建延べ593.48m2(1階部分=約431m2、2階部分=約162m2)。当該工事では施設の建築主体工事を行う。工期は120日間を予定。施設建設に係る実施設計は松下設計が担当した。
このほか、付随する電気設備工事や機械設備工事、屋外付帯工事については、発注方法及び時期に関して検討を行っている状態であるが、当該事業を29年度中に完了させる方針であることから、早い段階での発注が見込まれる。