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適正な取引環境構築、建設業向けに手引き 国交省

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▲ハンドブックの表紙

 国土交通省は、建設業の契約上のルールをコンパクトにまとめた「建設業のための適正取引ハンドブック」を作成した。建設業法や「建設業法令遵守ガイドライン」のうち、見積もり・契約・下請け代金の支払いを小冊子にまとめており、建設業法に基づく立入検査の他、講習会などで配布し、適正取引の理解を促す。

 建設業法の下請け取引関連の記述や建設業法令遵守ガイドラインをA5版・16ページの小冊子とし、契約上のルール確認に使用してもらう。

 特に、見積もり・契約・下請け代金の支払いの3点に重点を置いて作成。見積もりについては、建設業法第20条第3項で求める見積もり条件として提示すべき13項目を記載した他、契約については、同法19条第1項で求める契約書に必要な14項目を列挙している。

 また、下請け代金の支払いでは、元請けが注文者から出来高・竣工払いを受けた日から1カ月以内で、下請けの出来高部分に応じて支払う、同法24条の3の記述を紹介している。

 ハンドブックは同省土地・建設産業局のホームページ(http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000178.html)でもダウンロードできる。