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建コン業界で初 パシコンが「プラチナくるみん」認定取得

 パシフィックコンサルタンツ(高木茂知代表取締役社長)が厚生労働省東京労働局から「プラチナくるみん」の認定を受けた。仕事と子育ての両立支援に最も熱意のある企業の1社との評価を獲得したことになる。建設コンサルタント業界で次世代育成支援対策推進法(次世代法)に基づく基準認定事業主(プラチナくるみん)に認定されたのは同社が初めて。

 「プラチナくるみん」は、同法の2014年改正に伴って創設された。仕事と育児の両立支援に熱心に取り組み、厚労省から「くるみん」の認定を受けた企業の中でもトップクラスの実績を上げている企業を同省が認定し、税制面などで優遇する制度。

 同社は09年に「くるみん」の認定を取得していたが、女性の育休取得率75%以上など、くるみんよりも認定基準の厳しい「プラチナくるみん」の認定取得に挑戦することで、これまで以上に女性が生き生きと働き、男性と女性がともに協力して仕事と子育ての両立を目指すことができる環境整備が進んだことにもなる。

 一方で、厳しい認定基準をクリアしたことで、同法が定める一般事業主行動計画の策定や届出義務を免除され、税優遇を拡充されなどのインセンティブを受けることができるようにもなった。

 同社は、経営戦略の一つとしてダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進を位置付けている。女性の活躍推進のみならず、一人一人の違い(年齢・性別・ライフスタイル・国籍など)を尊重し、その多様性を強みとしていきいきと活躍する企業の実現を目指し「D&I2020年ビジョン」を策定。これに基づく取り組みを進めている。