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建設技術研究所が5869万円で落札 青雲橋耐震補強検討

 宮崎県県土整備部西臼杵支庁は9月6日、「平成29年度県橋維持第03-A号国道218号青雲橋橋梁耐震補強検討業務」の入札を指名10社で執行。その結果、建設技術研究所が5869万0250円で落札した。予定価格は7329万7000円、最低制限価格は5867万2088円だった(金額はいずれも税抜)。

 日之影町大字七折の国道218号に架橋されている青雲橋を対象に耐震補強設計、橋梁詳細点検、橋梁詳細調査及び補修設計を実施するもの。委託期間は平成30年3月30日までを予定する。青雲橋は、橋長410m(支間長220m)の鋼上路式スパンドレルブレースドアーチ橋で、昭和60年3月に竣工した。

 具体的には、現地踏査や既存資料の収集整理を行い、橋りょう点検マニュアル(平成27年3月宮崎県道路保全課)に基づいた詳細点検を実施する。確認された損傷について健全性評価を行い、対策工法の検討、補修計画、補修図の作成、数量計算を踏まえ、補修工事の施工計画図作成と概算工事費の算出を行う。

 宮崎県特殊橋耐震補強設計要領(案)に準拠して実施する耐震補強設計に関しては、解析モデルの作成や固有振動特性の整理、現況の耐震性能評価、耐震対策工法検討を踏まえ、▽粘性ダンパー本体と取付構造▽座屈拘束ブレース本体と取付構造▽当て板補強▽落橋防止構造と取付構造▽段差防止構造と取付構造―の詳細設計を行う。

 入札の指名業者は、建設技術研究所、大日本コンサルタント、ウエスコ、八千代エンジニヤリング、千代田コンサルタント、長大、パシフィックコンサルタンツ、橋梁コンサルタント、東京建設コンサルタント、日本工営の10者。