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高齢者宅で青年部が奉仕活動 宮崎地区電気工事業協同組合

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▲写真は参加した青年部メンバー、作業の模様

 宮崎地区電気工事業協同組合青年部(長友光広部長)は16日、平成29年度の「独居高齢者宅電気設備無料点検」を行った。地域電気工事業における社会貢献活動の一環として、青年部が毎年実施しているもの。青年部メンバー23人が7つの班に分かれて宮崎市内の高齢者宅を訪問し、電気設備の点検・清掃作業に取り組んだ。

 青年部の当該ボランティア活動は、9月の敬老の日に合わせて毎年、宮崎市に依頼が寄せられた高齢者宅を対象として行っているもの。作業当日の8時過ぎに青年部メンバーが事務局前に集合し、作業内容や作業箇所、作業上の注意点を確認した上で、各班に分かれて依頼があった13件の居宅に移動した。

 作業では、古くなった蛍光灯やグロー球、配線器具、コンセント部品などを点検し、住人の要望に応えながら老朽部品の取り替えを行ったほか、分電盤を開いて漏電や故障の有無をチェックした。宮崎市鶴島に住む女性は「夜間に電気がつかないと心細い。無償で点検や交換をしていただき、家の中が明るくなった」と喜んだ。

 長友部長は、市当局や住民から喜ばれている活動であることを踏まえ「電気工事業の専門技術を活かした活動が地域への貢献につながれば嬉しい。合わせて、業界のPRや参加者同士の交流や親睦に繋がれば」と話すと共に、「先輩の時代から続いている大切な活動。これからも継続していきたい」と意気込みを語った。

 ボランティアで使用された電設資材は、米良電機産業、東芝電材マーケティング、白陽の3社から無償で提供された。