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優先交渉権者にアラタナグループ 青島ビーチサイド活性化PJ

 宮崎市大字折生迫財産区が所有する青島2丁目の遊休地(敷地面積1万8048m2)に関して、宮崎市は観光拠点の整備を目的とした「青島ビーチサイド活性化プロジェクト」の事業者選定を行っていたが、9月11日付で優先交渉権者をアラタナグループ(代表構成員=アラタナ、構成員=青島プロジェクト)に決定したと発表した。

 公共投資に頼ることなく、民間の資金とノウハウを活用し、青島地域に観光の要となる拠点を整備することで、観光客の誘客及び観光消費額の増加を図り、地域経済の活性化に資することが事業の目的。民間事業者に対して、宿泊施設やレストラン、パブリック空間、遊歩道の整備等に関する提案を広く求めていた。

 優先交渉権者に選定されたアラタナグループの提案は、泊まって、遊べて、寛げて、食べられて、働ける新しいビーチコミュニティハブ「青島ビーチヴィレッジ」がテーマ。エリアの特性を踏まえ、「暮らすように泊まる」をコンセプトとした宿泊施設、「宮崎の旬を食べる」ことができる地産地消のレストランを提案した。

 このほか、宿泊者だけではなく外来者も利用可能なスパ&プール、地域住民と観光客が交流できるパブリックスペース、緑地帯を広く確保し敷地内に散策路をめぐらせたランドスケープ、IT企業の誘致やクリエイティブな起業家の育成を目的としたシェアオフィス、期間限定で様々な店舗が出店するショップなどを企画している。