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適正業務の推進に向け研修会を開催 宮崎県警備業協会

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▲写真は挨拶する山田副会長、講師の谷ノ口俊朗氏、研修会の模様

 一般社団法人宮崎県警備業協会(齊藤幹生会長)は13日、宮崎県技能検定センターで「暴力団等反社会的勢力排除対策協議会」の研修会を開催した。県内各地から協議会の会員ら約30人が参加し、暴力団等反社会的勢力の情勢把握等を行った。

 協会では、警備業務に不当介入する暴力団等反社会的勢力の排除に向けて、平成20年9月に暴力団等反社会的勢力排除対策協議会を設立。定期的に研修会を開催することで、組織をあげて適正業務の推進を図っている。

 挨拶に立った山田隆史副会長は、「暴力団等反社会的勢力による不法・不当な行為等を排除し、健全な業務の推進による警備業界の更なる発展に向けて、会員各位が暴力団排除の強い意識を持ち、将来に向けた継続的な対策の推進をお願いしたい」と述べ、会員一同の協力を求めた。

 研修会では、講師を務めた宮崎県警察本部暴力団対策官の谷ノ口俊朗氏が「最近の暴力団等の情勢」と題して講話を行った。講話では▽県内の暴力団情勢▽暴力団排除活動について▽暴力団排除の実例紹介―などについて解説した。

 その後、言いがかりや脅しの常套句で執拗に迫ってくる反社会的勢力等に対する対応方法を解説したDVD「あなたならどうする?不当要求の常套句」を鑑賞したほか、県警本部警備第一課補佐の福崎氏による「右翼団体の現勢と資金源封圧対策」、県警本部生活環境課補佐の岩切氏による「警備業の現状と課題」について講話が行われた。

 講話後には、八紘警備保障の外山智士氏が「私たち警備業は、人の生命・身体・財産を守る安全産業としての自覚と誇りを持ち、外部専門機関と連携し、組織的に暴力団等反社会的勢力を排除します」と暴力団等排除宣言が行われ、研修会を終了した。