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利益確保の考え方や手法学ぶ 電業協会が経営セミナー

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▲写真はセミナーの模様、講演する小澤氏

 一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は11日、宮崎市内で平成29年度の経営セミナーを開催した。「利益意識を持った現場代理人のコストダウン実践」と題したセミナーには、企業の経営者や現場代理人ら約40人が参加。現場代理人が経営者と同じ目線で考え、現場で確実に利益を確保するための考え方や手法などを熱心に学んだ。

 宮崎県電業協会では、電気工事に於ける品質確保等の観点から、広く電気関係者を対象とした研修会を定期的に開催している。

 11日に開かれたセミナーでは、講師を務めた建設経営サービスの小澤康宏氏が「利益意識を持った現場代理人のコストダウン実践」と題して講演。▽現場のコストダウンが進まない実態▽現場のコストダウンにより利益確保を繋げるために▽現場の原価管理システムの構築―などについて解説した。

 講演の中で小澤氏は、継続的な利益確保に向けた企業の体制づくりの重要性について言及し、「各現場での利益確保に向け、現場代理人にコストダウン意識を持たせることや、責任・権限を持たせることが必要だ」と訴えた。このほか「統計予算に基づく現場代理人のコスト意識を重視した企業」に関する事例紹介や解説も行われた。