建設業団体などでつくる「建設産業担い手確保・育成コンソーシアム」(事務局・建設業振興基金)は、9月28日・29日に建設技能講師養成セミナーを三田建設技能研修センター(兵庫県三田市)で開く。対象は、研修機関や企業内の研修施設で技能講習を行う講師ら。兵庫県建設業協会が作成したカリキュラムを使い、効果的・効率的な指導法を学んでもらう。
セミナーは、2016年度に兵庫県建設業協会が開発した教育訓練カリキュラムを使用し、職種共通の座学形式で実施する。講師は、ハタコンサルタントの降籏達生代表取締役が務める。
建設技能の教育訓練は、キャリアを積んだ技能者・技術者が講師を務めるケースが大半だが、講師としての指導法を学んでいる講師はほとんどいない。コンソーシアムでは、三田建設技能研修センターを運営する近畿建設技能研修協会に事業を委託し、無料セミナーを開く。セミナーの成果を踏まえてカリキュラムを改良し、建設技能の指導法確立を目指す。