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砂防ダム転落の男性を救助 松澤組の吉本・手嶋・神戸氏

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▲吉本氏(右)と手嶋氏(左)

 門川町の株式会社松澤組(松澤芙美代表取締役)が施工する国道503号鶴野工区道路改良工事の現場事務所付近で8月30日、同社の吉本佳史氏、手嶋勝昭氏、神戸重宣氏の3人が砂防ダムから転落していた男性を救助した。

 現場事務所付近の道路上に長時間止まっている乗用車を吉本氏が発見。乗用車後方のハッチが開いていたが、人が乗っていないことを不審に思った吉本氏が辺りを探していると、道路下の七ツ山川の方から笛の音が聞こえたと言う。

 砂防ダムにもたれて笛を吹いて助けを求めていた男性を発見した吉本氏は、119番通報を行い、現場事務所にいた手嶋氏と神戸氏に手助けを要請。両氏は、現場事務所に常備していた命綱と安全帯を持ち、砂防ダムまで駆けつけた。

 倒れていた男性は頭部から出血し、右腕を骨折していたが、意識ははっきりしており、自分で歩くことができたため、3人で協力して道路まで連れて上がった。しばらくして現場に救急車が到着し、搬送されるのを見送った。男性は快方に向かっているという。

 諸塚村の消防関係者からは「道路上まで救出していただいて助かった」とお礼の電話があった。吉本氏は「男性を発見したときは驚いた。一命を取りとめたと聞いてほっとした。早く元気になっていただきたい」と話した。