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現場での安全対策など学ぶ 技士会延岡支部ら研修会

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▲挨拶する山﨑支部長、研修会、表彰式の模様

 宮崎県土木施工管理技士会延岡支部と延岡地区建設業協会(山﨑司支部長及び会長)は8日、延岡建設会館で平成29年度の「技術研修会」を開催した。研修会には延岡地区の技術者約90人が参加し、現場での留意事項や安全対策等について熱心に学んだ。

 山﨑支部長は、適正利潤や適正工期の確保等を図りつつ、建設業の魅力を発信し、担い手の確保に努めていく必要性について言及。課題の解決に全力で取り組む中、工事成績で高得点を獲得できるよう、技術の研鑽に努めて欲しいなどと呼び掛けた。

 一方、松田一之技術委員長は今後の技士会の取り組みについて説明。「発注者と意見交換を行いながら、書類の簡素化やICTの推進、技術者が現場で働きやすい環境づくりに努めていきたい」と述べ、会員一同に対して活動への支援と協力を求めた。

 研修では、延岡土木事務所技術調整課の松本貴史副主幹が建設工事におけるICT活用工事並びに情報共有システムについて説明。河川砂防課の斉藤幸男課長と道路課の山下明男課長は、河川・道路工事に於ける注意点や留意事項、安全対策について講演した。

 工事検査専門員の平島充治氏と内山弘氏は、工事成績評定要領の改正内容や工事検査時の指導事項などを紹介。山崎産業の髙須聡氏と八作建設の黒木裕氏は、各社が施工した現場で取り組んだ事例などを報告した。

 研修会の開会に先立ち、平成29年度優良工事表彰が執り行われ、▽松下寿史氏(現場代理人・豊松建設)▽河野誠一氏(現場代理人・可愛工業)―の2人に対して山﨑支部長から賞状と記念品が贈られた。