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帰国した技能実習生 「役に立った」96% 厚労省

 厚生労働省は「帰国技能実習生フォローアップ調査」の結果をまとめた。回答した人の95.7%が技能実習期間を通じて学んだことが「役に立った」と答えた。具体的に役に立ったことは「修得した技能」の割合が69.8%で最も高く、以下、「日本で貯めたお金」が62.2%、「日本語能力の修得」が60.1%で続いた。

 この調査は、技能実習生が自国(中国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、タイ)へ帰国した後の就職状況などを把握することを目的に実施しているもの。2016年度は16年7月~11月までの間に帰国(予定を含む)した1万8040を対象に実施、うち3151人から有効回答を得た。

 帰国後「雇用されて働いている」と答えた人の割合は28.7%、「雇用されて働くことが決まっている」が12.4%だった。「起業している」と答えた人の割合も14.2%あった。一方、「仕事を探している」と回答した人も28.6%いた。

 従事する仕事の内容を尋ねたところ、50.2%が「(日本で学んだ)技能実習と同じ仕事」、20.3%が「実習と同種の仕事」と答えた。