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最優秀者にプラスPMを特定 県立宮崎病院改築CM業務

 公募型プロポーザル方式で「県立宮崎病院改築実施設計等に係るコンストラクション・マネジメント業務」の業者選定作業を進めていた宮崎県病院局は、8月1日に行ったプレゼンテーション・ヒアリングの結果を踏まえ、最優秀者に株式会社プラスPM(本社=大阪市)を選定したと発表した。

 建設資材費及び人件費の高騰、延床面積の増床等を背景に、基本構想時で165億円程度を見込んでいた建設費が基本設計完了時に271億円程度に増大したため、事業費の圧縮を目的に、設計事業者とは異なる視点から、コスト抑制策の立案及び発注者へのアドバイスなどのマネジメント業務を行う。

 プロポーザルでは、県立宮崎病院と同規模の改築事業に携わった経験を有する事業者の知見を活用し、工事発注区分や発注方式の検討、工事費の検討支援等を行う。同社との協議を経て、8月中旬に契約を締結する見通し。委託費の限度額は2940万円。委託期間は委託期間は31年2月28日までを予定する。

 基本設計段階に於ける新病院の規模は、鉄骨造(免震構造)地上8階及び塔屋1階、延床面積4万8139m2。30年10月末までに実施設計を完了させ、同年度に本体工事の入札手続きを行う予定。契約後に着工し、33年度中の完成と開院を目指す。開院に合わせて既存施設の解体・改修を行い、35年度にグランドオープンする。