国土交通省がまとめた建設工事受注動態統計調査報告で、大手建設会社50社の6月の受注総額は前年同月比2.3%増の1兆3289億円と3カ月連続で増加した。民間工事の受注総額は0.1%減と横ばいだったが、公共工事は6.3%増と2カ月連続で増加し、全体をプラスに押し上げた。
民間工事の受注総額は0.1%減の8796億円と3カ月連続の減少。製造業からの受注は29.1%減の1424億円と大幅に減少したが、非製造業は8.5%増の7371億円と増加した。
公共工事の受注総額は6.3%増の3779億円。国の機関の受注が11.5%増の2134億円、地方の機関の受注が0.3%増の1645億円といずれも前年同月の受注額を上回った。
海外工事は12%減の205億円で5カ月ぶりに減少した。