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法面工でICT活用、アンカーを自動制御 国交省

 国土交通省は、建設生産プロセス全体の生産性向上を図るため、モニタリング、点検、補修工事で重点的にICT活用を進める方針だ。IoT(インターネット・オブ・シングス)やVR(バーチャル・リアリティ)を活用し、施工管理や監督職員の現地立ち会いを効率化。維持系工種である法面工にもICT施工を導入。3次元データを活用して法面アンカーを自動制御する。

 i-Constructionでは、調査・設計から維持管理までの建設生産プロセス全体にICTを活用し、建設現場の生産性向上を図るとしている。7月31日に開いたICT導入協議会では、このうち維持管理分野でICTを導入する分野を提示した。

 具体的には、監督職員の現地立ち会いを効率化するため、VRとIoTを活用して遠隔監視や常時監視を実施。ICT建機の施工履歴記録を中間検査に活用し、監督職員の立ち会い待ち時間の削減などにつなげる。

 また、点検作業の効率化、点検記録作成、納品データ管理にロボットなどの点検支援技術を試行。点検作業や点検結果の整理、点検記録の蓄積などの作業時間を短縮する。

 ICT施工の領域も拡大する。法面工では、ドローンなどによる3次元測量を実施し、3次元データによる設計・施工計画を作成。これらの3次元データを活用して法面アンカーを自動制御、施工も効率化する。ICTグレーダなどに3次元データ活用が限られているICT舗装では▽MC路面切削▽As敷均しMC▽MMS(移動体)による検査―に技術対象を拡大する。