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事故ゼロプランで中村交差点改良 宮崎河川国道事務所

 国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所は、国道220号中村交差点(宮崎市中村西2丁目)の改良工事に着手する。集中的・重点的な交通事故対策として、7月末から9月末にかけて、追突注意及び横断者注意の看板設置や減速マーキング(ドットライン)の路面表示等の交通事故対策工事を実施する。

 宮崎河川国道事務所が展開する「事故ゼロプラン」は、交通事故が多発する特定の区間等に於いて集中的・重点的に交通事故対策を実施し、交通事故の撲滅を目指すもの。今回対象となる国道220号線中村交差点では、平成24年から27年までの4年間で死傷事故が39件、死傷者が42人と事故が多発している。

 事故の課題として、①注意不足等により停止・減速が間に合わずに起こる車両追突事故、②左折導流路に高速かつ車間が短い状態で進入し、横断歩行者等を認識した後の急ブレーキによる後続車との左折追突事故、③右折車両が滞留することによる直進阻害、④県道南宮崎停車場線の視認性不良による右折事故―などを挙げる。

 宮崎河川国道事務所では事故の要因となっている前述の課題を踏まえ、中村交差点に於いて▽追突注意の看板設置▽追突注意および減速マーキング(ドットライン)の路面表示▽横断者注意の看板設置▽南宮崎駅方面右折レーンの延伸▽県道南宮崎停車場線の視認性向上―などの工事を実施する。