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約160人参加し技術講習会 ミラクルソル工法

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▲写真は講習会の模様

 ガラス廃材の再資源化資材であるミラクルソルの活用拡大に取り組むミラクルソル協会(原裕理事長)は8月23日、第21回「ミラクルソル工法」技術講習会を東京都内で開いた。行政や建設会社、コンサルタントなどから約160人が参加。ミラクルソルを使った環境負荷低減技術や活用分野の拡大の可能性などについて講演を聞いた。

 講習会の冒頭、あいさつに立った原理事長は、ミラクルソルの開発の経緯について、軽量盛土材として当初開発した素材が、緑化や舗装など29の工法の開発に発展したことを話した。また、全国各地で開催している同技術講習会について今後、北陸や東北地方で開いていく考えを述べた。

 講習会ではまず原理事長が「多目的環境材料ミラクルソルの環境負荷低減技術」をテーマに講演。環境土木・環境緑化工法だけでなく、透水性舗装工法や屋上緑化工法など幅広い活用事例を説明した。

 さらに、同協会顧問で佐賀大学低平地沿岸海域研究センター長の荒木宏之教授が「魅力にあふれるミラクルソル」と題して、水質浄化の吸着材などとしての活用事例を紹介。異分野での新たな活用の可能性も解説した。

 また、同日の講習会では、前国土交通省水管理・国土保全局砂防部長の西山幸治氏が「近年の災害の教訓と防災対策の強化」と題して特別講演を行った。