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実施設計は野添設計が落札 高鍋町総合体育館大規模改修

 高鍋町スポーツセンター内の総合体育館を大規模改修で整備する計画を進める高鍋町は、22日に指名競争で「高鍋町総合体育館特定天井他大規模改修工事実施設計業務」の入札を執行。その結果、野添設計が1464万円で落札した。委託期間は30年3月23日まで。税抜の予定価格は1614万5371円だった。

 スポーツの普及振興や健康増進等を目的に設置された高鍋町スポーツセンター(上江7790番地)は、総合体育館や弓道場、テニスコートで構成。このうち、平成3年に建設された総合体育館は竣工から25年以上が経過し、施設の経年劣化が進む一方、町の避難所にも指定されていることから、施設の整備に取り組む。

 既存施設の規模は2階建延べ5267m2。競技場の延床面積は2489m2で、バレーボール4面、バドミントン12面、バスケット2面、ソフトテニス3面に対応する。このほか、会議室や多目的ホール、トレーニングルーム、ランニングコース(230メートル)、駐車場250台などを備える。

 計画では、既存施設の耐震化や天井等の内部改修に加え、経年劣化が進む照明設備や給排水衛生設備、空調設備等の改修に取り組む方針。今後のメンテナンス作業の効率化や指定避難所としての機能強化を含む整備を行い、常時には町民の安全な施設の利用、災害発生時には指定避難所としての役割を果たす。