▲日向工業高校の3人、中央が甲斐さん
8月5日に愛媛県新居浜市で開催された溶接甲子園「全国選抜高校生溶接技術競技会in新居浜」に、九州地区代表として宮崎県立日向工業高等学校機械科3年の甲斐惇平さん、同じく2年の黒木大翔さんと谷川祐喜さんが出場。甲斐さんが被覆アーク溶接部門で優良賞(銅メダル)を獲得した。
競技会は、愛媛県新居浜市の市制施行80周年を記念すると共に、次世代のものづくりを担う高校生の育成支援の一環として開催されたもの。「全国選抜高校生溶接技術競技会in新居浜」実行委員会が主催し、一般社団法人日本溶接協会、公益社団法人全国工業高等学校長協会らが後援した。
競技会には全国8地区から選抜された高校生33人が出場。被覆アーク溶接部門に出場した15校19人と、炭酸ガスアーク溶接部門に出場した13校14人は、与えられた制限時間で課題に取り組み、互いの技術を競いながら、文字どおり会場に熱い火花を散らした。
九州地区の代表として被覆アーク溶接部門に出場した日向工業高校の3人は、大会の1カ月前から週3回程度、日向市のアキタ製作所に通い、熟練講師の指導を仰ぎながら鍛錬を積み重ねた。黒木さんと谷川さんは惜しくも入賞を逃したが、甲斐さんは銅メダルを獲得するなど、いずれも素晴らしい成績を収めた。
競技会に出場した3人は、10月29日に熊本県で開催される「第10回九州地区溶接技術競技会」にも出場する予定でいる。