建設業労働災害防止協会宮崎県支部は、今年度より新規開講する「職長・安全衛生責任者能力向上教育」を、10月19日に宮崎県建設技術センター(宮崎市)、10月31日に延岡建設会館(延岡市)で開く。時間は9時から15時40分まで。対象者は「職長・安全衛生責任者教育」を受講後、概ね5年以上経過した者とする。
建設業の労働災害防止を推進する上で、職長等及び安全衛生責任者の果たすべき役割が大きくなっていることから、厚生労働省労働基準局は、建設業の職長等の能力向上教育に準じた教育等の詳細を定め、当該教育を実施する事業者及び安全衛生関係団体等に対し、必要な指導援助を行うよう求めていた。
特別教育では、▽建設業における労働災害発生状況▽労働災害の仕組みと発生した場合の対応▽作業方法の決定及び労働者の配置▽作業に係る設備及び作業場所の保守管理の方法▽異常時等における措置▽安全施工サイクルによる安全衛生活動▽職長等及び安全衛生責任者の役割―について説明。
このほか、▽労働者に対する指導、監督等の方法▽効果的な指導方法、伝達力の向上▽危険性又は有害性等の調査の方法▽設備、作業等の具体的な改善の方法―について解説すると共に、グループ演習を通じて災害事例研究や危険予知活動等について学ぶ。
受講料及びテキスト代(税込)は、会員が7430円、非会員が9590円。全科目修了者には「職長・安全衛生責任者能力向上教育修了証」を即日交付する。受講希望者は所定の申込書に必要事項を記入し、FAX等で申し込むこと。受付は申し込み順とし、定員になり次第、募集を締め切る。
詳細は宮崎県支部のホームページhttp://www.kensaibou-miyazaki.jp/で確認できる。講習に関する問い合わせ及び申し込み先は、建設業労働災害防止協会宮崎県支部(電話0985-20-8610)。