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女性比率、初の5%超え 1級土木施工学科合格発表

 全国建設研修センターは8月16日、平成29年度1級土木施工管理技術検定の学科試験合格者を発表した。受験者は3万4629人で、合格者は2万2930人(合格率66.2%)。近年、女性技術者の合格者数・比率はともに増加傾向にあるが、本年度の学科試験では12年振りに1000人を超える1136人の女性が合格。合格者比率は統計データが残っている15年度以降で最大の5.0%を記録した。

 合格者の勤務先は「建設業」が84.6%と最も多く、これに「官公庁等」6.1%、「その他」5.7%、「建設コンサルタント」3.7%が続いた。

 建設業の合格者を許可別に見てみると、「大臣許可土木」25.5%、「大臣許可その他」5.7%、「知事許可土木」45.2%、「知事許可その他」8.1%だった。

 年齢別の割合は「25歳~29歳」15.9%、「30歳~34歳」17.4%、「35歳~39歳」20.3%、「40歳~44歳」21.2%、「45歳~49歳」13.6%、「50歳~54歳」6.5%、「55歳以上」5.1%。

 学歴別の割合は「大学」35.7%、「短大・高専」12.0%、「高等学校」41.3%、「中学校」10.3%、「各種学校・その他」0.6%だった。

 本年度の学科試験は、65問のうち39問以上正解(60%以上得点)を合格とした。実地試験は10月1日に実施する。合格者の受験番号をホームページで公表するとともに、学科試験翌日の7月3日からホームページに掲載している試験問題と正答肢についても1年間にわたって公表する。