国土交通省鹿児島営繕事務所は8月8日、一般競争により「西都児湯森林管理署(29)建築その他工事」の入札を丸宮建設、増田工務店、大和開発、桜木組、川口建設、高山建設、桑原建設の参加7者で執行。その結果、丸宮建設が1億5730万円で落札した。建設工期は30年11月30日まで。
西都児湯森林管理署を現地(西都市大字妻909番5)に建て替えるにあたり、既存庁舎等の解体及び新庁舎等の建設工事を施工するもの。新庁舎の規模は木造平家建延べ413m2、車庫・倉庫の規模は木造平家建延べ62m2を計画している。施設整備に係る設計業務は徳岡設計が担当した。
当該工事では国の庁舎で初めて、ひき板(ラミナ)を繊維方向が直交するように積層接着した木質構造用材料「CLTパネル」を採用する。CLTは、28年3月と4月に建築基準法令に基づく一般的な設計法が定められたため、個別に大臣認定を取得せずに建築確認を受けられるようになった。