スリーディ工法協会（東京都荒川区）は設立以来、冷却水を使用せず路面や床版・コンクリート建造物などを切断できるドライカッティング工法を追求してきた。機械に装着したブロアーで切断と同時に切り粉を吸引し、粉じんは集じん袋にまとめ現場を汚さない。
従来、アスファルト・コンクリートなどの舗装面やコンクリート建造物の切断穿孔（せんこう）には、専用ダイヤモンド工具を使い、刃先の冷却と切り粉排せつのために水を使用。発生する汚泥水は、国土交通省が産業廃棄物に認定後、完全回収、産廃処理を行わなければならない。
専用切断機と特殊開発された乾式ダイヤモンド工具を使う同工法は、環境に優しい工法として評価が高いという。道路切断、橋梁の床版切断もでき、首都高速汐留高架橋撤去時でも使用された。
問い合わせ先は、事務局（理研ダイヤモンド工業内)電話０３（３８０５）３４７１。