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工事成績評定アップの手法を学ぶ ひむか商事主催セミナー

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▲写真は会場の模様、講師の鎌田史郎氏

 株式会社岡﨑組グループ会社の株式会社ひむか商事は21日、宮崎市内で「最新ノウハウ満載!創意工夫・社会貢献で工事成績アップ」と題したセミナーを開催した。県内の建設現場で活躍する技術者ら約30人が参加し、工事成績評定をアップさせるための創意工夫や社会貢献の手法などを熱心に学んだ。

 公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)の改正に伴い、総合評価落札方式に於いて工事成績評定が重要な要素となる中、施工体制や工程・品質管理など様々な工事成績評定に関して、現場では「マンネリ化してきた」「何をやればよいか分からない」などの声を耳にする。

 21日に開かれたセミナーでは、工事検査サポートや工事成績アップコンサルティング、リスクアセスメントの導入・運用支援など、様々な現場支援を手掛ける鎌田史郎氏が、「創意工夫」と「社会貢献」に的を絞り、事例を交えながら工事成績評定アップのポイントを解説した。

 鎌田氏はこれまでの経験を踏まえ、「皆が取り組んでいることは加点対象になりにくい」「創意工夫による配点は監督員の主観に左右されるケースがある」などと持論を展開。検査時のプレゼンで「設計図と施工写真を見比べられるように配置する」「起承転結に沿って説明文を書く」など、分かり易い説明の仕方を紹介した。

 一方で、現場見学会が地域住民とのコミュニケーションに加え、社会基盤整備の重要性と建設業への理解促進、将来の建設業従事者を確保するという大きな意義を持つようになってきたことに言及。地域住民や発注者に喜んでもらえ、評点アップにつながる現場見学会の留意点をアドバイスした。

 ひむか商事では今後、▽コンクリート構造物の劣化と維持・補修に関する知識▽優良工事表彰獲得のための建設マネジメントスキル向上▽工事成績の現状・対策と評点アップ手法の実例―に関するセミナーを順次開催する。開催内容はホームページhttp://himuka-shoji.jp/index.htmlで確認できる。

 セミナーに関する問い合わせ及び申し込み先は、ひむか商事セミナー事務局(電話0985-51-5393、FAX0985-54-2217)。