■ 特別よのなか教室「東京スカイツリーを建てた男」
株式会社内山建設は来たる7月29日、鳶職人の多湖弘明氏を講師に招き、特別よのなか教室「東京スカイツリーを建てた男」と題した講演会を日向市中央公民館ホールで開催する。入場無料。時間は13時から14時40分まで。誰でも参加できるが、事前の申し込みが必要となる。
同社の安全大会に於ける基調講演として開催するが、貴重な講話を多くの人に聞いてもらおうと、「特別よのなか教室」として広く窓口を開放して開催する。
多湖弘明氏は、高校卒業後にバイクで交通事故に遭い背骨を圧迫骨折。半身不随になるかもしれない大怪我から復活し、リハビリ感覚でアルバイトをした建設現場で鳶の魅力に取り憑かれ、同氏の未来を決定付ける。
同僚の「死」をきっかけに一度は現場を離れるが、日本の職人魂を貫くべく、ニッカポッカと地下足袋で世界各国をまわり、広く見聞を身に付け、再び建設の世界に復帰する。
鍛錬を積み重ね、東京スカイツリーの建設現場では、最も危険を伴う鳶職の中でも卓越した能力が要求される無線担当に選ばれる。一方で、ウェブを中心とした鳶に関する情報発信、鳶の視点による写真展の開催など、多方面で精力的に活動を続ける。
会場の定員は450人程度だが、早めの申し込みを呼び掛けている。講演会に関する問い合わせ及び申し込み先は内山建設(電話0982-57-4833、担当=大山)。
※多湖弘明氏からのメッセージ=学生時代は自分の将来について全く分からず、何をどう考えれば良いのかもわからなかった落ちこぼれでした。そんな鳶職人が20年かけて建設業で自分の生き方や夢を見つけ、「自分らしく生きる」とはどういうことかに気付くまでの実体験をお話しいたします。