建設ネット企画画像 四角 四角

8月に県南・県北で研修会 自然豊かな水辺の工法研究会

 宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する「宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会」は、8月に県南及び県北の2会場で開催する平成29年度第2回研修会の参加申し込みを7月26日まで受け付けている。

 河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、全国的な施策である多自然川づくりの理念や、これを地域に適用するための具体論を実践的に学ぶ。

 当日は、熊本大学大学院先端科学研究部の一柳英隆研究員が「川の生き物の移動と生息地の連続性」と題して講演。河川に生息する生物の再生箇所の配置や移動を可能にする施設等の設計・施工における留意事項について解説する。

 九州大学大学院環境社会部門流域システム工学研究室の林博徳助教は、「環境に配慮した川づくりのポイント」と題して、自然環境や景観に配慮した川づくりの先進事例を紹介。河川の設計時や施工時にに配慮すべきことについて解説する。

 開催日程と定員は、県北会場が8月9日に日向市中央公民館ホール(定員300人)、県南会場が8月10日にJAアズムホール大ホール(定員400人)。開催時間はいずれも13時から17時まで。テキスト代・税込の受講料は一人あたり3200円。

 参加希望者は、大淀川流域ネットワークのホームページからダウンロードできる申込用紙に必要事項を記入し、7月26日までにFAXまたはメールで送付するとともに、受講料を指定口座に振り込むこと。入金確認後に参加申込受付証をFAXで送付する。

 研修会は、宮崎県の総合評価落札方式において評価項目の一つに設定されているほか、全国土木施工管理技士連合会のCPDS認定講習会、建設コンサルタンツ協会のCPD認定プログラムに指定される予定。

 研修会に関する問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、電話0985-78-2655、FAX0985-48-8233、メールmizube@oyodo-river.org)。