串間市は、公募型プロポーザル方式で「串間市ブロードバンド未整備地域解消事業」の請負業者選定作業を進めていたが、２６日付で西日本電信電話を優先交渉権者に決定した。著しい技術革新に対応した情報基盤の選定及び整備後の維持管理、安定した光サービスを持続的に提供するため、民設民営方式で光ブロードバンドサービスを提供する。
串間市の情報通信網整備の在り方を検討していた懇談会は昨年度、市民や事業者の情報通信需要を満たせない状況にあることを指摘し、全ての世帯及び事業所に提供可能な「超高速情報通信網の早急な整備が望まれている」ほか、情報通信基盤を活用した行政サービスに関して「継続的に検討し、効果的な事業を実施すべき」などと答申していた。
答申を踏まえ、市内全域に超高速ブロードバンドサービスを提供するにあたり、必要な整備費の一定額を市が補助する。情報通信基盤はＦＴＴＨ方式。事業者が主体となって基盤整備に取り組み、整備後の維持管理費や機器更新等の費用は事業者が負うものとする。事業期間は３１年３月３１日まで。補助金の上限額は３億５０００万円。