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県内道路施設の点検実施率 橋梁62%、TN40%

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▲写真は会議の模様

 宮崎県内に於ける道路施設の点検実施率(平成29年3月末時点)が、橋梁で62%、トンネルで40%、道路附属物等で50%となったことが分かった。いずれの施設も、宮崎県道路メンテナンス会議がまとめた5箇年点検計画で掲げる目標値を概ね達成しており、平成30年までに全ての点検が完了する見込みとなっている。

 国土交通省は、全ての橋梁及びトンネルについて5年に1度の点検・診断を義務付ける道路法改正省令を平成26年7月に施行。これを踏まえ、国や県、市町村、西日本高速道路等の道路管理者で組織する宮崎県道路メンテナンス会議は、平成26~30年度を計画期間とする点検計画を策定し、各管理者が計画に基づく点検を実施している。

 13日に開かれた宮崎県道路メンテナンス会議では、事務局を務める宮崎河川国道事務所がこれまでの点検結果を説明。平成26~28年度の点検実施率が、橋梁9645橋に対して5947橋(62%)、トンネル256箇所に対して102箇所(40%)、道路附属物等416箇所に対して210箇所(50%)となったことを示した。

 コンクリート片の落下等による第三者被害の予防や路線の重要性の観点から、緊急輸送道路を跨ぐ跨道橋、跨線橋、緊急輸送道路を構成する橋梁については「最優先で点検すべき橋梁」と位置付けている。平成28年度までの点検実施率は、跨道橋が72%、跨線橋が65%、緊急輸送道路を構成する橋梁が58%となっている。

 平成28年度に点検を行った橋梁、トンネル、道路附属物等に於いて、緊急に措置を講ずべき状態(判定区分Ⅳ)に該当するものは無かったが、早期に措置を講ずべき状態(判定区分Ⅲ)にあるものは▽橋梁109橋▽トンネル13箇所▽道路附属物等3箇所、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態(判定区分Ⅱ)にあるものは▽橋梁1267橋▽トンネル23箇所▽道路附属物等65箇所―となった。

 一方、全道路管理者の平成29年度点検計画数は、橋梁2046橋、トンネル73箇所、道路附属物等76箇所。管理者である市町村のうち19の自治体は、技術者不足を補い、点検の質の均一化を図るため、点検・診断に係る発注事務を公益財団法人宮崎県建設技術推進機構が受委託する「地域一括発注」を活用する。

 会議ではこのほか、地方公共団体の職員を対象とした道路構造物管理実務者研修や橋梁点検現場研修、民間技術者を含むメンテナンス研修に加え、道路老朽化対策のパネル展を今年度も開催する予定であることを報告。道路標識や照明施設を対象とした「小規模附属物点検要領」(平成29年3月)に関する説明も行われた。