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事故防止へ日常点検など学ぶ 龍南運送グループ

■ 宮崎・日向地区合同安全講習会を開催

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 龍南運送グループ(龍南運送株式会社、大分県津久見市)は8日、第4回「宮崎・日向地区合同安全講習会」を宮崎市内で開いた。講習会には、同社宮崎営業所及び日向営業所、グループ会社である三和株式会社の職員ら26人が参加し、安全講話や意見発表等を通じて、安全意識の更なる高揚を図った。

 業務上の意思統一や事故・災害ゼロの達成を目的に毎年開催しているもの。開会宣言で宮崎営業所の後口秀敏所長は、▽初心に返る▽ユーザーやメーカーにとって信頼ある企業を目指す▽グループ内のコミュニケーションを図る―などが会の趣旨であることを説明し、「災害ゼロの達成に向けて共に学ぼう」と呼び掛けた。

 講習では、南九州日野自動車株式会社の和田隆彦氏が車両の日常点検をテーマに講演。「道路運送車両法に基づく日常点検をしっかりと行うことで、路上故障等を未然に防止することができ、車両寿命の延長にも繋がる」と述べ、点検にあたっての注意すべき事項や効率的な点検手順について説明を行った。

 また、ブリヂストンタイヤサービス西日本株式会社の二木克之氏は、走行時に於ける車両脱落事故を防ぐため、始業前のタイヤ点検の重要性について言及。自動車点検基準の改正に伴い、タイヤ交換後50㎞~100㎞程度でボルトを増し締めすることや規定トルクによる締め付けが追加されたことなどを紹介した。

 講演後には参加者全員が昨期の反省と今期の目標を発表。それぞれが「時間と心に余裕を持った作業を心掛ける」「体調管理の徹底と適度な運動に努める」「与えられた仕事をやり遂げる」「元気な挨拶と笑顔の絶えない職場づくり」「十分な車両点検と指差呼称の実施」「両営業所の連携強化を図る」などを目標を掲げた。

 参加者を代表して、宮崎営業所の山下満男氏と日向営業所の永友和貴氏が「安全で健康な職場形成を最重点課題とし、労働災害防止と交通安全に積極的に取り組み、職場内の整理整頓や片付け、正しい作業手順とKY活動、交通ルールの遵守を通じて、災害ゼロを達成する」と宣言。全員で「無事故・無災害で頑張ろう!」と唱和した。

 三和大分本部の大野良二部長は「災害ゼロの達成に向けて共に頑張っていきましょう」と講習会を総評。龍南運送の森岡真一郎専務取締役は「会社の経営は社員の幸せのため」であることを強調し、「皆さん自身が幸せになるためにも、体調管理をしっかりと行い、安全作業や安全運転に努めて欲しい」と呼び掛けた。