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良好な生活機能確保など推進 宮崎市総合計画基本構想素案

 宮崎市は、中長期的なまちづくり指針の最上位計画となる第五次宮崎市総合計画の基本構想(素案)と、計画の基本フレームとなる計画体系(案)をまとめた。将来の都市像に掲げる「未来を創造する太陽都市みやざき」の実現に向けて、良好な生活機能の確保や地域社会の形成、就業環境の確保等に係る施策を展開する。

 現行計画である第四次宮崎市総合計画が29年度で最終年度を迎えることから、新たに30年度~39年度の10年間を計画期間とする「第五次宮崎市総合計画」を策定するもの。総合計画は、施策の大綱を示す「基本構想」、個々の施策を体系的に定める「基本計画」、主要事業を具体的に示す「実施計画」で構成する。

 基本構想の素案では、人口減少社会の到来や安全・安心への意識の高まり、経済・雇用環境の変化など様々な環境の変化に対応し、将来にわたって地域の活力を維持・向上させ、市民の生活の質や満足度を高める観点から、まちづくりの基本姿勢やまちづくりの基本的な考え方に基づき、5つの基本目標と11の重点項目を設定した。

 基本目標の一つに掲げる「良好な生活機能の確保」では、多様なライフスタイルに対応した子育て支援の充実、団塊世代が後期高齢者となる2025年問題に対応した医療・福祉の充実、災害に強く暮らしを支える生活基盤の充実を図る。「良好な地域社会の形成」では、多様で自律性のあるコミュニティの形成等を推進する。

 また、「良好な就業環境の確保」に関しては、地域や企業ニーズに合った人財の育成と若者等の雇用の場の創出に努める。合わせて、交流人口や販路拡大によりブランド力を向上させ「魅力ある価値を創出」すると共に、コンパクト化とネットワーク形成で都市機能の充実を図り「地域特性に合った社会基盤を確保」する。

《基本構想の素案》