▲写真は表彰式の模様
宮崎県は2日、平成29年度優秀施工者県知事表彰の授賞式を県庁で執り行った。当日は、今年度の表彰を受賞した5人に対して河野俊嗣知事が表彰状と記念品を贈呈。次代を担う若い世代に経験や技術を伝えて欲しいと受賞者を激励した。
優秀施工者宮崎県知事表彰は、建設業に従事する者のうち、技術や技能、人格等に優れた者を表彰するもの。社会的評価や地位の向上を図り、建設業のイメージアップや若年層の就業を促すなど、建設業の構造改善に寄与することを目的としている。
25回目となる今年度の表彰では、建設業界の発展に優れた技術や技能等で貢献した▽菊地哲郎氏(江坂設備工業)▽永江優一郎氏(丸昭建設)▽那須裕生氏(小野建設)▽新名真也氏(河北)▽東山和政氏(大塚組)―の5人が表彰された。
表彰式で河野知事は「建設現場の第一線で模範となる仕事をしていただいたことが評価された」と栄誉を称え、「人材を確保し、高い技術を次の世代に伝えていくことが大きな課題。皆様には後継者の育成・サポートにも尽力して欲しい」と呼び掛けた。
江坂設備工業の菊地氏は「これまでの努力が認められて嬉しい。安心して働ける場を提供してくれた会社に感謝したい」と喜びを語り、「一層の品質向上に向けて技術の研鑽に励むと共に、社業を通じてものづくりの楽しさや喜びを若者に伝えていきたい」と意気込みを語った。