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財光寺小で「トイレ掃除に学ぶ会」を実施 旭建設

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▲写真は授業、ゴミゼロ運動の模様

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人社長)は5月30日、日向市立財光寺小学校(三樹和幸校長)で出前授業を行った。黒木社長と同社社員11人が同校を訪ね、3年生70人を対象に、同社が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」の意義や内容を説明し、掃除のポイントなどを指導した。

 旭建設が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」は、人が嫌がるトイレ掃除に積極的に取り組むことにより、謙虚さや気づき、感謝の心を身につける「心磨き」を目的として行われているもの。社員一同が賛同して積極的に参加すると共に、市内の小学校を中心とした出前授業を開講している。同校での活動は今年で3年目。

 出前授業では、黒木社長が「一緒に掃除をする中で、私達も学んだり、気付いたりすることが多く、続けることが大切だと思っている。ただ教えるのではなく、一緒に掃除をして一緒に学んでいきたい」と挨拶した。その後、全員で準備体操を行い、校内のトイレ4箇所と水濾し洗いの5班に分かれて作業を開始した。

 生徒達は、掃除の手順や道具の使用方法について説明を受け、手に保護クリームを塗って作業に取り掛かった。社員の指導を受けながら、便器や手洗い場、水濾しなどにこびりついた汚れをスポンジやたわし等で磨き上げた。 参加した生徒は「はじめは大変だと感じたが、汚れが落ちて綺麗になると楽しくなった」などと笑顔で話した。

■ゴミゼロ運動に参加、道路の清掃を実施

 同日には社屋及び現場事務所周辺で「日本を掃除しよう!5・30(ゴミゼロ)運動」も実施した。作業には社員ら約40人が参加し、道路周辺のゴミ拾いなどに汗を流した。

 NPO法人日本を美しくする会では、掃除という市民活動を通じて日本人の美徳を取り戻そうと、5月30日を「ゴミゼロ運動の日」と位置付け、全国一斉清掃活動を展開している。同社もその趣旨に賛同して活動を実施。今年で5回目を数える。

 本社周辺で行われた作業では、開始式で岩元保彦氏が作業手順や注意事項について説明。その後、参加者はビニール袋を手に持ち社屋を出発。約4㌔の区間を歩いて廻り、道路沿いに落ちている空き缶やゴミ拾いを行った。

 参加者は大粒の汗を流しながら熱心に作業に取り組み、終了後には道路周辺は綺麗になっていた。岩元氏は、「一つゴミを拾えば、一つ道が綺麗になり、ゴミを捨てづらくなる。皆でゴミ拾いをすることで街が綺麗になる」と活動の意義を強調した。