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高鍋町総合体育館を整備 来月以降に設計業務発注へ

 高鍋町は、高鍋町スポーツセンター内(上江7790番地)の総合体育館を改修で整備する計画を明らかにした。19日に採決した平成29年度6月補正予算に設計関連費として2700万円を計上しており、計画では来月以降に施設整備に係る設計業務を指名競争入札で発注する予定でいる。

 高鍋町スポーツセンターは、スポーツの普及振興を図り、町民の心身の健全な発達に寄与するために設置。施設内には総合体育館と弓道場、テニスコートが配備されている。このうち平成3年に建設された総合体育館は竣工から25年以上が経過。経年による施設の老朽化が進む一方で、町の指定避難所でもあることから、施設の整備に取り組む。

 既存施設の建築規模は2階建延べ5267m2。このうち競技場の延床面積は2489m2で、バレーボール4面、バドミントン12面、バスケット2面、ソフトテニス3面に対応できる。このほか、会議室や多目的ホール、トレーニングルーム、ランニングコース(230メートル)、駐車場250台なども備える。

 現時点での計画では、既存体育館の耐震化や天井等の内部改修に加え、経年劣化が進む照明設備や給排水衛生設備、空調設備等の改修に取り組む見通し。今後のメンテナンス作業の効率化や指定避難所としての機能強化を含む整備を行い、常時には町民の安全な施設の利用、災害発生時には指定避難所としての役割を果たす。

 町の6月補正予算には、スポーツセンター工事設計委託料として2700万円が盛り込まれており、計画が順調に進めば、7月以降に施設整備に係る設計業務を指名競争で発注する見通しでいる。具体的な整備の内容や着工時期等を含む事業スケジュールについては設計業務の中で検討・協議を重ねた上で決めることとしている。