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ごとう計画・設計に設計委託 西都市新県立高校整備

 西都地区の妻高等学校と西都商業高等学校を再編し、平成30年4月に開校を予定する新県立学校の施設整備にあたり、宮崎県営繕課は13日に「(仮称)西都市新県立高等学校商業棟他建設工事設計業務委託」の入札を指名10者で執行。その結果、ごとう計画・設計が1980万円で落札した。

 地元の子供達が高校卒業まで西都市で学ぶことができるよう、魅力と活力ある教育環境を提供するため、妻高等学校と西都商業高等学校を統合した新高校を現在の妻高等学校の敷地(西都市大字右松2330)に開校するもの。新たな県立高校は1学年7学級(定員280人)で、全校生徒数は840人規模になる見込み。

 施設整備に関しては、現在の妻高等学校の敷地に商業系学科の専門科目に使用する施設を増築することとし、既存校舎の建て替えは行わない。増築施設は▽RC造2階建延べ約800m2の商業棟▽S造4階建のEV棟(11人乗り)▽S造2階建の渡り廊下棟(20m程度)▽S造平家建の自転車置き場(180台分程度)―とする。

 業務の中では、前述の増築施設に加え、既存施設との接続や敷地全体のアクセス・設備・外構等を含めた基本・実施設計を委託する。業務の委託期間は232日間。税抜の予定価格は2186万9000円だった。

 6月時点の発注見通しによると、第1四半期に「西都市新県立高等学校商業棟他建設工事基本・実施設計業務委託に伴う地質調査」の入札も指名競争で行う方針でいる。建設工事に関しては来年度以降に着手する予定であり、遅くとも全学年が同校に移行する32年度までには整備を完了させる。