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補正予算に本体工事費計上 清武地区公立公民館建設

 清武町今泉地区に(仮称)清武地区公立公民館を建設する計画を進めている宮崎市は、今月5日に開会する市議会定例会に上程する補正予算案に、本体工事費の一部として2億2000万円を盛り込んだ。既存施設である大久保学習センターの解体後、平成29~30年度の2箇年で新施設の本体工事を行う予定でいる。

 宮崎市では、市民の生涯学習の場及び地域コミュニティ活動の拠点として、各中学校を区域とする公民館の整備を年次的に進めている。近年では、広瀬中地区公民館や加納地区公民館等のほか、公民館に加えて地域センターや保育所、児童センター等の機能を集約した青島地域複合型防災施設等の整備に取り組んだ。

 当該計画では、清武中学校を区域とする大久保学習センター(清武町今泉甲2694番地3外)を解体し、新たに(仮称)清武地区公立公民館を建設する。新施設の規模はRC造一部S造平家建延べ1429m2程度。施設内には学習室や和室、料理実習室、多目的ホール、会議室のほか、図書館や高齢者ふれあい室等を配置する予定でいる。

 ごとう・大東JVが担当した施設整備に係る実施設計業務が完了したことを受けて、市は平成29年度6月補正予算案に本体工事費等の一部となる2億2000万円を計上した。継続費の総額は5億5000万円。29年度に前述の2億2000万円、30年度に残る3億3000万円を計上する予定でいる。

 既存施設となる大久保学習センターに関しては、第1四半期に多目的ホール及びフェンス等工作物の解体撤去を行うⅠ期工事と、管理棟及びフェンス等工作物の解体撤去を行うⅡ期工事をそれぞれ指名競争で発注する見通し。予算案が議決されれば、既存施設解体後、29~30年度に新施設の本体工事を行う方針でいる。