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五ヶ瀬町民センターの整備検討 今年度に基本計画策定へ

 五ヶ瀬町は、経年に伴う老朽化や耐震性等の課題を抱える町民センター(大字三ケ所10693番地1)の再整備に向けた検討に着手する。平成29年度当初予算に基本計画策定費として621万円を盛り込み、耐震補強や今後の利用方法を踏まえた整備に関する検討を行う。計画策定に係る支援業務は公募型プロポーザル方式で発注する予定でいる。

 五ヶ瀬町民センター(大字三ケ所)は、産業・教育文化の振興や住民福祉の向上を図ることを目的に昭和53年3月に設置。大ホールや研修室、調理室、会議室、図書室等の機能を備え、講演会やレクレーション、結婚式など様々な用途で利用されている。

 一方で、建設から約40年が経過した現在、施設本体(SRC造延床面積1896m2)及び設備の老朽化が進むと共に、平成25年に実施した耐震診断に於いて、必要となる耐震基準を満たしていないことが確認されていた。

 町では、経年に伴う老朽化や耐震性確保に向けた対応に加え、人口減少に伴う利用者数の減少等を考慮した施設の在り方を検討するため、今後の施設整備等に関する指針となる基本計画(マスタープラン)を策定することを決めた。

 基本計画の策定に際しては、公募型プロポーザル方式により事業者を募り、多角的な視点に基づく提案を求める予定でいる。必須となる施設の耐震補強に加え、新たな利用方法を踏まえた施設整備等に関する検討を行う。

 プロポーザルによる事業者の選定時期は未定としているが、基本計画を今年度内にまとめるため、遅くとも年内に告示することが見込まれる。計画が順調に進んだ場合、来年度より基本計画に基づく施設整備の設計業務等に取り組む予定でいる。

 五ヶ瀬町の平成29年度当初予算には、町民センター基本計画策定業務委託料として621万円が計上されている。