建設ネット企画画像 四角 四角

訓練生が技術習得に励む 宮崎市内で塗装コース開講

B00049684_1   B00049684_2

▲写真は訓練の模様

 一般財団法人建設業振興基金が実施する「建設労働者緊急育成支援事業」の一環として、6月5日から7月6日までの期間、宮崎市内で塗装コースの訓練が行われている。6月13日には宮崎高等技術専門校に於いて、二級技能検定の課題を用いた基礎訓練を実施。熟練講師の指導の下、受講した生徒達が塗装の技術を熱心に学んだ。

 この事業は、建設業の深刻な労働者不足を解消するため、厚生労働省の建設労働者緊急育成支援事業の一環として各地で開催しているもの。未就職者等の建設業への入職を促進するため、中央拠点である建設業振興基金と各地に設置された地方拠点が連携し、求職者の「募集・職業訓練・就職斡旋」をパッケージ化して実施している。

 建設ものづくりコースの一つである塗装コースは、6月5日から7月6日にかけて宮崎高等技術専門校で開講されている。塗装の基礎から養生・下地調整・下塗・仕上げ塗装といった一連の工程を学ぶほか、現場での実用性の高いボード面のパテ作業、塗装仕上げを学び、塗装の技術以外では小型移動式クレーン等の各種資格取得を予定している。

 13日に行われた訓練では、つや有り合成樹脂エマルションペイントの仕上塗装作業やパテ下地、シーラーの刷毛塗り等を学んだ。講師を務めた北嶋氏は、「短期間ではあるが、塗装の技術を知って学び、塗装業に興味を持ってもらいたい。同様の講座を通じて、多くの人に建設業界で働いてもらい、業界の後継者になって欲しい」と話す。

 本県に於いては、宮崎県建築業協会が窓口となり、今年度前期訓練として前述の塗装コースのほか、とび・土工と型枠の2コースを開講する予定でいる。訓練期間(申込締切)は、とび・土工が7月10日~8月4日(6月22日)、型枠が8月17日~9月15日(7月31日)。問い合わせ先は事務局(電話0985-65-5864)。