▲写真は感謝状贈呈式の模様
国土地理院は、平成29年度「測量の日」における功労者に一般社団法人宮崎県測量設計業協会(西田靖会長)など2個人と3団体を選んだ。去る14日に九州地方測量部の齋藤勘一部長らが協会事務所を訪ね、村上広史院長名の感謝状を西田会長に手渡した。
国土地理院では、測量及び地図に対する国民の一層の理解と関心を高めることを目的に、6月3日の「測量の日」に合わせて、測量及び地図に関する普及・啓発に顕著な功績のあった個人または団体に感謝状を贈っている。
宮崎県測量設計業協会では、平成5年から県内の工業高校及び農業高校の生徒を対象とした測量実技講習会を定期的に開催。平成11年からは、会員企業に高校生を受け入れて就業を体験させるインターンシップにも取り組んでいる。
将来の測量技術者育成を目的とした同協会の取り組みは、若者の測量設計業への就業や専門学校への進学など、将来の担い手確保に寄与すると共に、県内測量設計業界の社会的地位の向上と持続的発展にも大きく貢献している。
14日に行われた贈呈式では、九州地方測量部の齋藤部長が西田会長に感謝状と記念品を贈呈。西田会長は「地域に於ける業界団体として当然のように取り組んできたことが認められ、勇気をいただき、また嬉しく思う」と喜びを語った。
その上で、建設業界に於ける担い手確保の一助となるよう、これまでに協会が取り組んできた活動を継続させると共に、「教育機関とも連携して、測量が世の中に対してどのような役割を果たしているのかを知ってもらうなど、中高生未満の子供達に対する活動も活発化させていきたい」と意気込みを語った。