国土交通省は、２０２０年東京五輪の暑熱対策として、自立構造型の壁面緑化技術の実証調査を行う。６月３０日まで技術提案を募集し、１０月中旬に実証調査を行うパートナー企業１５社程度を選定する。調査結果は、東京五輪開催時の暑熱対策に採用することも検討する。
２００５年の愛・地球博で展示された大規模緑化壁「バイオラング」のコンセプトを継承しつつ、東京五輪の暑熱対策に活用する自立構造型緑化壁の実証調査を行う。
まず、自立構造型の壁面緑化技術について、８～９月に都内で行う簡易テストへの参加を希望する緑化資材メーカーや施工会社を募る。簡易テストの結果を踏まえ、実証調査のパートナー企業１５社程度を選定する。
さらに、１０月には自立構造型のシェード型の緑化施設や、架台の設計・施工を含めた自立型の緑化壁の技術提案も募集する。実証調査の応募に関する問い合わせ及び申込先は、都市緑化機構・電話０３（５２１６）７１９１。