建設ネット企画画像 四角 四角

国庁舎に初のCLTパネル工法 西都児湯森林管理署など

B00049637_1

▲西都児湯森林管理署のイメージ図

 国土交通省と林野庁は、西都市の西都児湯森林管理署と高知県本山町の嶺北森林管理署の建て替えに際して、国の庁舎で初めて「CLTパネル工法」を採用すると発表した。国交省が林野庁から支出委任を受け、西都児湯森林管理署を第1四半期、嶺北森林管理署を第2四半期に入札公告する。

 CLT(Cross Laminated Timber、直交集成板)は、ひき板(ラミナ)を繊維方向が直交するように積層接着した木質構造用材料。平成28年3月31日と同年4月1日に建築基準法令に基づく一般的な設計法が定められたため、個別に大臣認定を取得せずに建築確認を受けられるようになった。

 西都児湯森林管理署の建て替えでは、総延べ面積426m2の庁舎棟・会議室棟のうち、会議室棟(73m2)にCLTパネル工法を採用する。施設整備に係る設計業務は徳岡設計が担当した。現在は入札手続きの準備中であり、第1四半期に入札公告を行う予定。平成30年度完成を目指す。