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最優秀賞に「巨大ピンを挿入」 土木学会が写真コンテスト

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▲最優秀に選ばれた「巨大ピンを挿入」

 土木学会(田代民治会長)は29日、「土木の現場で働く人たち」写真コンテスト(審査委員長、西山芳一氏)の入賞作品を発表した。国内外在住の381人から応募のあった627点の中から、最優秀賞には田島聖一氏(ロード・エンジニアリング)の「巨大ピンを挿入」を選んだ。

 写真コンテストは、2016年度会長特別タスクフォース「現場イノベーションプロジェクト~次世代に繋ぐ生産現場のあり方~」の一環として、土木の現場で働く人の魅力を、その表情、姿、技に焦点を当てた写真で伝えようと初めて開催された。

 田代会長は「土木の分野でも生産性革命のうねりとも相まってICT(情報通信技術)の活用が推進されている。これまでにも完成した構造物や機械を対象とした写真コンクールはあった。だが、土木構造物は人の手で、人のために造られるものだ。土木の現場の第一線で働く人たちの魅力を通して、より多くの人に、土木の魅力と必要性を知ってほしいと考えた」と話している。

 受賞者は6月1日に土木学会で開く「現場イノベーションプロジェクト」シンポジウムで表彰し、受賞作品を6月9日に東京都内で開く定時総会の会場で展示する。

 優秀賞を受賞した作品と撮影者は次の通り=▽「チョイ悪おやじたちの溶岩削孔」佐山裕之氏(西松建設)▽「この道50年、25番目の橋がまもなく完成する」村上育子氏(鹿島建設)▽「一致協力」滝澤俊康氏(ライト工業)▽「熱中症予防に水分補給を!」齋藤啓一氏(西松建設)▽「ぴったり」星野壮一氏(清水建設)。