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「女性活躍促進プロジェクトチーム」が発足 長大

社員目線で「働き方改革」けん引

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      ▲写真は発足式の模様

 長大(永冶泰司代表取締役社長)は、女性社員自らが自らの新しい可能性に気付き、考え、行動する企業となることを目指し、130人の女性社員をメンバーとする「女性活躍促進プロジェクトチーム」を発足させた。管理や海外など六つの本部から選ばれた10人の女性がプロジェクトリーダーとなり、女性だけでなく、全ての社員がこれまで以上に生き生きと働き、輝ける企業風土づくりを社員目線でけん引していく。

 同社はこのプロジェクトを通じて、社員一人一人が女性の活躍促進をはじめとした働き方改革を自分のテーマとして受け止め、課題の抽出・改善行動に主体的に取り組む環境を醸成させたいと考えている。

 プロジェクトチームは、当面の目標として▽男女とも格差のないフラットな就業環境整備・風土の改善(男女の役割分担の格差意識の解消)▽女性の勤続年数の伸長(仕事と家庭の両立)▽女性の登用・管理職の増加(プロフェッショナル意識の醸成)―の三つを掲げた。

 永冶社長はプロジェクトチームの発足に当たって、「働きやすい職場・企業になるために何が求められているのか、その求めに応える上で障害があるとすれば、それは何か。プロジェクトを通して多様な働き方を実現するための課題が見えてくるはずだ」と指摘。「『働き方改革』という観点から言えば、プロジェクトの位置付けは実証ということになる」と話し、10人のリーダーたちを激励した。

 リーダーたちは「女性の活躍とは何かをしっかり考えた活動をしたい。女性社員130人全員の声を経営側に届けるスピーカーの役割を果たしたい」などと話し、女性だけでなく、全ての社員が働き方やそれぞれの人生を考え、さまざまな気付きを得ることができるよう、サポーター役を務める考えを示した。

 同社は2015年度に「新たな人事施策を考える委員会」を社内に設置。これまで「長時間労働の解消」「女性活躍促進」「介護支援」「高齢者雇用」などをテーマとした検討を行ってきた。18年3月に会社創立50周年を迎えることから、17年度を「働き方改革元年」と位置付け、新たに働き方改革推進室を設置するなど、実効性のある改革を実現するための取り組みを積極的に進めている。