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施工予定者に西松JVを特定 産地食肉センター施設整備

 宮崎くみあいチキンフーズは、プロポーザル方式により「産地食肉センター施設整備工事」の請負業者を選定作業を進めていたが、施工予定者に西松・大淀・ゴーデックス特定建設工事共同企業体を特定した。また、デザインビルド方式で選定作業を進めていた施設整備に伴う汚水処理施設に関しては、九電工を施工予定者に決定した。

 施設整備工事に関しては、設計段階から工事業者が施工性を検討し、設計に反映させてリスク軽減や工期短縮を図る施工予定者技術協議方式(ECI)を採用した。

 プロポーザルで一定の条件を満たす事業者から技術提案を受け、評価結果の順位が上位の者を施工予定者として選定し、基本協定書を締結する。実施設計期間中は、技術提案を踏まえた工法や仕様について協議を行い、設計完了後、発注者と施工予定者が積算見積書の徴取を行い、見積額が予定価格以下であれば施工者として決定する。

 新工場の規模はS造2階建延べ1万6827m2。場所は川南町大字平田6655番地5。工事範囲は▽建築工事▽電気設備工事▽給排水衛生設備工事▽さく井工事▽空調設備工事▽食肉生産機械設備工事▽冷凍冷蔵設備工事▽受水槽▽外構工事―とする。工期は31年7月まで。参考工事見積書の評価基準額は90.6億円。設計業者は国貞設計。

 一方、前述の工場建設に伴う汚水処理施設の整備に関しては、設計・施工一括方式(デザインビルド)を採用し、価格競争入札で最低の価格を提示した者と契約することとしていた。汚水処理施設の構造はRC造で、処理能力は2520m3/日とする。標準工事見積書の評価基準額は10.8億円。工期は30年3月まで。