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機械式駐車設備にJIS規格を制定 国交省

 国土交通省は5月25日、機械式駐車設備の安全基準に関する日本工業規格(JIS規格)を制定した。機械式駐車設備の国際標準規格に対応し、周囲柵や前面ゲート、非常停止ボタンの設置などの安全要求事項を定めた。

 機械式立体駐車場で死亡事故が発生したことを受け、国交省は2015年1月から駐車場法に基づく大臣認定を開始し、登録認証機関である立体駐車場工業会が定めた認証基準で安全性を審査している。

 JIS規格の制定で、国際標準規格(ISO12100)に対応し、大臣認定制度と整合した安全基準が確立される。JIS規格で定めた安全要求事項は▽周囲柵・前面ゲート▽装置内を検知するセンサー▽非常停止ボタン▽カメラ・モニター―などの設置を義務付けたもの。同省では、JIS規格の制定を契機に、高品質な機械式駐車設備の海外展開を推進するとしている。